『新型コロナウイルスの流行はいつ終わる?』

「新型コロナウイルスの流行って、いつ終わるの?」と疑問の方も多いでしょう。

そこで、新型コロナの収束についての情報を整理しておきましょう。

厚生労働省の専門家の意見「長期戦を覚悟した方がいい」

まず、厚生労働省の見解をみてみましょう。
以下は、政府の専門家会議(日本政府がコロナ対策のために専門家を集めて開いた会議)の尾身茂副座長のコメントです。

日本国内では、いま、各都道府県から感染者の報告が増えています。「集団感染」も、さまざまなところから報告されています。感染した人どうしの関係が追えているケースもたくさんありますが、実は追えていないケースもかなり出てきています。

一方、諸外国では、イタリアなどで感染のレベルがかなり高まっています。

こうした中、日本でも、先日の北海道がそうであったように、感染のスピードがふっと上がってしまうことが可能性としてはあります。

もちろんそうなれば、かなり強い対策を打って、一度は上がったものを下げるということは可能だと思います。

しかし、外国で感染が広がっている状況もある中、国内の感染を完全にゼロにすることはできません

新たな感染者数がいったん減ったとしても、少し時期がたつと、また新たな感染者数の増加が起きる、ということが、繰り返される可能性がかなりありますので、この1~2か月で終息ということは考えられません。

しばらく我慢の時期、長期戦を覚悟しておいたほうがいいと思います。

(政府の専門家会議 尾身茂副座長)

「しばらく我慢の時期、長期戦を覚悟しておいたほうがいい。」とのことですが、日本の専門家ですらコロナの流行がいつ終わるのかは分らないというのが現状です。

では、コロナ収束に向けて重要なキーポイントとはなんでしょうか?

それは、以下の3つです。

  • ワクチンの開発
  • 政府の対応
  • ウイルスの性質

以下、順に解説していきます。

ワクチン開発によるコロナウイルスの収束

そもそもの話ですが、コロナウイルスの完全根絶は不可能です。

例えば、インフルエンザもそうですが、ウイルス自体は常に空気中に存在します。

ただし、感染流行を防いで社会的に問題にならないぐらいにウイルスを抑制することは可能です。

その1つの方法が、ワクチンです。

ワクチン摂取によりコロナ感染者が減れば、人から人への感染がかなり抑制されます。

例えば、1人の感染者から10人の新たな感染者が生まれていたところを、1人から3人に減らせれば、かなり感染の拡大は防げますよね。

そのため、ワクチン開発が急がれています。

コロナウイルスのワクチンはいつできるのか?

しかし、残念ながら、ワクチンの開発には最低でも数年はかかってしまいます

薬が使用できるようになるまでには、臨床試験という薬の安全性や効果のテストをしなければいけないからです。

以下が薬ができるまでの流れです。

見て貰って分るように、薬の探索から販売までに10年以上かかります。

ただ、現在のコロナのワクチンの現状ですが、いくつかの有効と思われる治療薬がすでに見つかっています。

そのため、あとは臨床試験(治験)をして、政府からの承認を頂くところまできています。ただ、それだけでも数年はかかってしまいます。。

以下は、コロナウイルスに有効かもしれないです。

  • ファビピラビル
  • ヒドロキシクロロキン
  • シクレソニド
  • トシリズマブ

他にも色々あるのですが、これらの薬はもともと、新型コロナ用ではなく、その他の病気に有効な治療薬です。これらの薬がコロナにも有効ではないかと言われ、臨床試験が行われているということです。

つまり、ワクチンに関しての結論は以下の通りです。

「コロナに有効と思われる薬の臨床試験が始まっているが、販売までに数年はかかる」

ワクチンの期待はあまりしない方がいいでしょう。

そこで、重要になってくるのが、政府の対応です。

政府の対応によるコロナウイルスの収束

現状、コロナ収束に向けて最も重要なのが、政府がどのような対策をとるかです。

ワクチンが作れない以上、感染収束の方法はこれしかありません。

具体的には、いかに人から人への感染を防ぐ仕組みを作れるかがポイントになります。

学校閉鎖や外出の自粛など、様々な政策が行われていることはご存じかと思います。

今後、どのような対策が行われていくか注目です。

コロナウイルスの性質

感染の収束を考える上で、ウイルスの性質も大事です。

まず、コロナウイルスが変異しやすいかどうかということが重要です。

変異とはウイルスが自身のDNAを変えることで、薬などが効きにくくなることです。(インフルエンザのワクチンの種類が変わるのもこのためです。)

もし、新型コロナウイルスも変異が頻繁に起れば、、インフルエンザのように毎年、感染することになります。

ただ研究結果によると、コロナウイルスの変異率はインフルエンザの1/2未満という実験結果が出ています。

そのため、インフルエンザほど毎年、流行する可能性は低いでしょう。

また、春、夏といった気温が高い状況でウイルスが死滅するのかどうかも重要になってきます。

こちらに関してですが、欧州疾病予防管理センター(ECDC)が夏でもウイルスが収束する可能性は低いと述べています。

研究結果によれば、シンガポールのように高温多湿の熱帯地方でもウイルスの活動が弱まらないとのことです。

つまり、今後、気温が高くなるからといって、ウイルスは減少しないということです

まとめ

「新型コロナウイルスの流行はいつ終わるのか?」という質問の答えとしては、政府の専門家です分らないというのが現状です。

コロナウイルス収束のキーポイントとなるのは以下の3つです。

  • ワクチンの開発
  • 政府の対応
  • ウイルスの性質

ワクチンの開発に関しては、臨床試験に数年かかるため、辛抱が必要です。

そこで、今は政府の対応が重要になってきます。

また、ウイルスの性質がどのくらい感染しやすい性質なのかも重要であり、研究が進められています。

研究によれば、

  • 変異率はインフルエンザの1/2未満
  • 夏でも活発に生存する

ということが分っています。