出産後は感情の起伏が大きくなりがちで、一般的には”マタニティーブルー”という表現で新米ママさんに良く見られる徴候です。

普段はなんでもない事なのに、妙にイライラとしたり、気分が落ち込んでしまう事があり神経質になってしまいます。

生まれたばかりの赤ちゃんには、授乳やオムツ換え、夜には数時間毎にまた授乳で寝不足も手伝って精神的にも心労が大きな負担となっているのです。

それ程赤ちゃんの世話は大変な重労働といって良いでしょう。

妊娠中はそれなりに優しさを示してくれていた夫ですが、出産後は、帰宅してからは入浴して食事の後は自分の好きな事に没頭して育児の手伝いなどそぶりも見せない、というグチを良く聞きます。

夫に対して、ついイライラと怒りをぶつけても喧嘩になってしまうだけで、余計感情が高ぶるだけです。

育児の大変さは夫も見ていて少しは解っているはずですが、自分は昼間働いているのだから家の中の事は妻がやるのが当然だという。

そういう人は自分を過大評価した思い上りの考えで見ているからでしょう。

それは、1日中赤ちゃんに付きっ切りの世話をし、他にも清掃、洗濯、炊事、買物など家事に追われている妻の姿を見ていないからです。

それでは、そんな育児の大変さを理解しようとしない夫にはどの様に接し、また、少しでも手伝いをしてもらえる様にするにはどうしたら良いのでしょう。

対処法としては、平日の昼間は朝早く出勤し、夜遅く帰宅する夫に対して育児を手伝ってもらうには気が引けます。

そういう時には、例えば「いつもお仕事大変でしょう。ご苦労様です」などと優しく労いの言葉をかけて、「申し訳ないけど、今赤ちゃんのオムツを換えなくてはならないから、食器を洗っていだだけない」といった家事の一部を手助けしてもらう方法もあります。

夫にしてみてば、妻が育児で頑張っている様子を見ているはずですから、一概に嫌だとは言えないと思います。

また、夫にしてみれば少しは家事や育児を手伝いたいと思っていても、妻の仕事に手を出しては嫌がられて却ってイライラさせる原因となるかも知れないと遠慮しているケースも考えられるのです。

前述の方法が成功したならば、次ぎにはお互いに話し合いの場を作る事を提案します。

家事や育児の分担についての考えを話し合ってみるのです。まずは夫が出来る範囲がどこまでなのかを探ってみる事が大切です。

夫にしてみれば、我が子が可愛いのは当り前ですが、「育児にはちょっと抵抗があるので少しの家事なら手伝えるよ」なんて言葉が引き出せたら大成功です。

次ぎには、家事や育児を夫に手助けしてもらえたなら、必ず”ありがとう”などと感謝の気持ちを言葉で表す様にしましょう。

夫は妻の大変さを解ってはいても、なかなか自分から「手伝おうか?」とは口に出して言えないものです。

ですから、妻から労いの言葉を掛けられたら嬉しくなって「よし、次ぎも頑張ってみよう」なんて単純に思うかも知れませんよ。男とはそういうものなんですよ。

ただ、言えばやってくれるけれど言われた事以上の事はしないと感じることが生じるかも知れません。

手伝ってくれるだけで有り難いと思っていればそれで良いのですが、頼んだ事しかやってくれないと思い込むとそれが苛立ちの原因になりかねません。

そういう時は普段から”これをいつもやっておいてもらえるとすごく嬉しいし助かるの”と伝えておけば、率先してやってもらえる事でしょう。

苛立ちついでに不満を乱暴な言葉で発するのは厳禁です。折角の今までうまくやってくれていたのが水の泡となってしまいます。

さあ、前記の方法がまったく通じない事も有り得ます。

子供をあやしたり抱いたりする事以外はまったく何も手を出さない、話し合いにも応じないなんて場合は、父親として我が子を可愛がることだけを認めて、夫に頼るのは無理だと悟って諦めるのも良いかも知れませんが、ちょっと策を講じるのもひとつの手かも知れませんよ。

仮病を装って手伝いを頼む手段で、育児がどんなに大変な事か身をもって解らせる事。

赤ちゃんを連れてしばらく実家に帰ってしまい寂しがらせる事など、荒療治かも知れませんがひとつの策です。

それでも時々、イライラしたりストレスが溜まってしまった時は、何か美味しいものを友人と食べに行くとか、出かけるのが無理ならば出前を取るとか、好きなビデオをレンタルして見たりなどリラックス出来る事を考えましょう。

今や核家族時代ですから、家庭では夫との協力関係は不可欠です。

日常の生活では家事、育児の負担は共にしなければならないと感じます。加えて共働きの場合は妻にかかる負担が大きくストレスの感じ方も尋常ではないでしょう。

解決策としては、折に触れて夫婦ともに良く話し合い、二人で力を合わせて大変な時期を乗り切る事です。