イニシエーションラブのあらすじ・内容・感想!大ドン返しが凄かった・・・

イニシエーション・ラブという作品をお読みしたので、あらすじ、感想などをまとめたいと思います。

イニシエーション・ラブは2004年に発行された乾くるみによるミステリー小説です。

一見すると恋愛小説なのですが、「最後の2行ですべてがひっくり返る」「必ず2回読みたくなる」と絶賛されたミステリー作品です。

2015年に発行部数は130万部を突破しましたし、堤幸彦監督、松田翔太主演で映画化もされています。




あらすじ

ある日、平凡な大学生である鈴木は望月から合コンに来ないかという誘いを受ける。

気乗りしなかった鈴木ではあるが、しぶしぶ合コンに行くことを承諾。しかし、その合コンで歯科衛生士をしている繭子に出会い、一目惚れしてしまう。

奥手であるため2人の関係が進展していくことはなかったが、後日、海でのグループデートで繭子の電話番号をゲットする鈴木。それがきっかけとなり、2人はデートを重ねていくようになる。

再び合コンメンバーで集まり、テニスをして遊んだ鈴木は繭子に対して強い嫉妬心を自覚する。それは繭子も同じであった。電話でお互いに好きだと告白する鈴木と繭子。2人は晴れて恋人という関係になるのだが―

内容

side-A

大学4年生である鈴木夕樹はある日、友人の望月から合コンに行かないかと誘われる。

あまり気乗りはしなかったものの、しぶしぶ承諾。しかし、その合コンで歯科衛生士をしているという成岡繭子に出会い、一目惚れしてしまう。

その合コンで特に進展はなかったが、後日、海でのグループデートで繭子と再会する鈴木。海で繭子と2人きりになれた鈴木は短いながらも談笑し、電話番号をゲットするなど距離を縮めた。

その後、鈴木は繭子とデートを重ねていき、「たっくん」「マユちゃん」と呼び方が変わるほど仲良くなる。

そんな中、鈴木は再び合コンメンバーとテニスをして遊ぶことになる。そのテニスで鈴木は繭子に対して強い嫉妬心があることを自覚。それは繭子も同じであった。

お互いに好きだと告白し、感情が高ぶった鈴木は繭子に会いにいき、身体の関係を結ぶ。その後も2人はデートを重ねていき、クリスマスにプレゼントを送りあうなど愛を育んだ。

side-B

社会人になった鈴木は静岡から東京に転勤を命じられる。静岡には繭子がいるため転勤をしぶった鈴木であったが、結局は東京に異動。東京で新生活を始める。

初出社の日、鈴木は石丸美弥子に出会う。繭子に会うため東京と静岡を往復する鈴木であったが、美弥子と仕事をしているうちに仲良くなり飲みにいく仲にまでなる。ある日のデートで鈴木は繭子から妊娠していると告げられる。

迷った末に堕胎を決意する鈴木。堕胎してからというもの鈴木と繭子の関係はぎこちなくなっていた。そんな時に美弥子から言い寄られる鈴木。

やがて鈴木は美弥子ともデートをするようになり、二股の関係が続いていく。しかし、繭子との破局は突然訪れる。繭子のことを間違えて美弥子と呼んでしまったのである。鈴木は繭子と別れ、美弥子と付き合うようになる。

感想

この作品を読んだあとに襲ってくるのは「衝撃」です。

気が付くとペラペラとページをめくっている―え、どうなってるんだ?一体いつから?なんて考えながら。

イニシエーション・ラブのすごいところはラスト2行でつくりだした大どんでん返しはもちろんのことですが、2回、3回読んでも楽しめることだと思います。

普通、ミステリー小説はネタバレしたらもう一度読む気にはならないが、この作品は違います。2回、3回読んでも楽しめます。

なぜなら「発見」があるからです。全体に散りばめられた巧みな伏線。この伏線を発見していくのがおもしろいです。

1回読んだだけでは絶対分からない伏線も2回、3回と読んでいく中で「ああ!そういうことだったのか!」と何個も出てくる。噛めば噛むほど味がでてくる稀有な作品「イニシエーション・ラブ」をぜひ読んでみてください!傑作ミステリー小説の評判はだてじゃなかったです