映画「去年の冬、きみと別れ」の原作と違うところ|登場人物、ストーリー、結末の変更点

2018年3月10日に公開予定の映画「去年の冬、君と別れ」。

既に予告動画が公開されていますが、どうやら映画版は原作のストーリーとかなり違う可能性が高いです!

原作を読んだ方はご存じだと思いますが、「去年の冬、きみと別れ」はストーリー的に映像化不可能と言われていました。

ただ、脚本を担当した滝本さんがうまく映像化したようで、原作者の中村さんも「この手があったか」とコメントしていました。

原作のトリックに騙された方も多いと思いますが、映画版のトリックも相当凄いようで、2月14日に行われた試写会では参加した50人全員が見事に騙されたそうです笑

そこで、このページでは、「去年の冬、君と別れ」の原作と映画の違いをまとめたいと思います。

登場人物の違い、ストーリー(物語)の違い、結末の違いを見ていきましょう!

※この記事を書いたのが映画公開前になります。

※ネタバレを含む部分があるので、注意してください。


登場人物の違い

原作の登場人物は以下の通りでした。

・僕:主人公
・木原坂雄大:天才カメラマン
・木原坂朱里:木原坂雄大の姉
・編集者小林:主人公の企画を担当
・吉岡亜希子:一人目の焼死事件被害者
・弁護士:木原坂雄大の弁護人
・雪絵:主人公の恋人
・小林小百合:二人目の焼死事件被害者
・加谷:木原坂雄大の友人
・斉藤:K2のメンバー
・人形師の鈴木

映画版では以下のようになります。(変更点は色つき)

耶雲京介:主人公
・木原坂雄大
松田百合子:耶雲の恋人
・小林良樹:編集者
・木原坂朱里:雄大の姉
・吉岡亜希子:一人目の焼死事件の被害者

まず、主人公に名前が与えられた点ですが、これは単純に映画だからだと思うので、伏線はないと思います。

次に、小林百合子の性が松田に変更された点ですが、これには大きな理由があると思います。

その理由は後述したいと思います。

ストーリー設定の違い

※以下、ネタバレを十分に含むので注意してください。

恋人が雪絵から松田百合子に変更された

原作では、主人公の恋人は雪絵という女性でした。

しかし、映画では雪絵から松田百合子に変更されています。

このことから考えられるのは2つです。

1.原作の「雪絵」は登場せず、原作の「小林百合子」が主人公の恋人。
2.原作の「雪絵」は「松田百合子」という名前に変更。

私の予想では、1が濃厚だと思います。

というのも、原作において雪絵の存在は必要なかったからです。

一方、原作のトリックの鍵を握ったのは「小林百合子」でした。

「去年の冬、きみと別れ」の大きなトリックの1つは、小林百合子と木原坂朱里の入れ替わりです。

このシーンを外す事は絶対にあり得ないので、映画版の松田百合子は原作の小林百合子で間違いないでしょう。

このことから映画版の結末が予測できるので、後述したいと思います。


木原坂朱里が焼死前。木原坂雄大も仮釈放中

違いその2は木原坂朱里が死んでいないことです。

原作のストーリーでは、編集者小林の復讐により木原坂朱里は既に殺されていました。

そして、全ての復讐劇を本にまとめるところから始まります。

しかし、映画版では木原坂朱里は生きています。

つまり、映画版では小林の復讐劇の始まりを描いています。

ストーリー、結末の予想

木原坂朱里と小林百合子の入れ替わりは外せないとなると、小林百合子は松田百合子になります。

となると、松田百合子は何らかの目的のために耶雲京介に接近し、木原坂雄大を追わせるように仕向けたと考えられます。

その目的に関係しているのはやはり編集者小林ではないでしょうか?

原作では、編集者小林が栗原百合子の借金をもみ消す代わりに、木原坂朱里の殺害に加担させました。

映画版ではどのような事情があるか分かりませんが、松田百合子が編集者小林と共犯していると推測します。

まとめると、映画版の「去年の冬、きみと別れ」は次のようなストーリーになるのではないでしょうか?

 

・編集者小林は元恋人である吉岡亜希子を殺した木原坂雄大に復讐を決意

・その復讐とは木原坂雄大の姉を殺害することと、復讐の過程をまとめた本を完成させること

・小林は自分では記事が書けないため、耶雲に取材をさせようとする。

・そのために小林が利用したのが松田百合子。松田百合子には従わなめればいけない理由がある。

・予定通り耶雲は木原坂雄大に近づく。

・復讐は完結される。

映画公開が3月10日ですので、その日に答え合わせをしたいと思います。

映画を見た感想(映画視聴後)

3月10日に映画を見てきました。

いやー、見事に予想が外れてしまいました!!(笑)

映画では主人公の耶雲が黒幕でしたね。

ただ、結末がちょっと雑だった気がします。

耶雲が最初に出版社に持ち込んだ原稿は偽物で、書籍化決定後に事件の真相をまとめた内容にすり替えるわけですが、現実ではあり得ないですよね。

普通、原稿はチェックされますから、耶雲の本が書籍化することはなかったはずです。

面白かったのは、映画版だと耶雲の本が映画化されてたことですね。

つまり、私たちが見てた映画は耶雲が作った原作のお話だったわけですよね。

原作のトリックも引き継いでて面白かったです。